2008年01月31日
"A Happy New Year!" は間違いなんだよ
年賀状で良く見かけるが、"A Happy New Year!" という書き方は間違いである。正しくは "Happy New Year!" となる。どっちでも大して違わないよなあ、と思ってしまう人はネイティブの考え方が分かってない人らしい。そこで、もう随分前になるが(このエントリはぎりぎり1月中だ)、元同僚にIMで聞いてみた。英語の質問の内容によっては、直接会って話すよりIMの方が適している気がする。
まずは前フリで軽い質問から。なんとなく原文をコピーしてみる。
僕:English Q for a new year?
マイケルさん: Sure!
僕: for the phrase above, "a new year" or "the new year"?
マ: either
マ: "a new year" - any new year, but 2008 implied.
マ: "the new year" - the year 2008
で、あっという間に「プログラマにおくる英語の冠詞の使い分けの法則」の反例がでてきたような気がする。この説明の仕方は確かに有効(間違いの量はかなり減らせる)だけど、インスタンスの生成と参照だけで全て説明できるなら苦労しないよね。
そして本題。
年賀状に書くとき、"A Happy New Year!" とだけ書いたりしたら間違いなんでしょ?
「それだけしか書かないなら間違いだ。"You have a happy new year!" なら正しいけど」
日本人の書く年賀状では、"A Happy New Year!" の方が多いんだよね。
「お前も書いたことあるのか?」
…ある。
「やーい。"A happy new year to you!" ならOK だ」
うーむ。何が違うわけ?
「"A happy new year what?" ってなるな」
意味が分からないよ。
「英語を話す人として、"A happy new year" で止まると、『で、何?(what?)』って聞きたくなるんだ。話の断片というか、まだ途中な感じがするんだよ」
"A happy new year to you" だって文じゃないじゃん。動詞が無いじゃん。これは断片じゃないの?
「文じゃないけど、それぐらいだったら十分だ。まとまったフレーズだからかなあ?」
まあ…そうかも…ね。
「"A happy dog!" と同じ感じだな。いきなりそう言われると、『で、犬がどうした?』と思う。"A happy dog jumped high." と言われると納得する。"A happy new year!" だと、『新年がどうした?』と思う。"A happy new year to you" だと、全体の意味が分かるから納得」
なるほど。でも、"A" がつかない "Happy New Year!" ならおかしくないんだよね?更に短いのに。
「うううううむ。なんでだろう?」
…挨拶だから?
「おお、それは良い言い訳だ」
Good morning を A good morning と言わないのと同じ?
「うん、それでいい気がする。」
「"Happy new year (to you)"」
「"Good morning (to you)"」
「to you をつけてもいいけど、つける人は多くないね」
え。じゃあ、"to you" がついてたら、"A" が有っても無くても正しいわけ?
「そうなるな…。おい、こんなことこんなに考えたこと無いよ!」
分かった。"A" つきの "to you" はフレーズ。ついてないなら挨拶。"A" だけついてるときは断片で気持ち悪い。OK?
「OK!」
というわけで、改めて書き直してみると、自分のしつこさに慄然とする。こんな面倒くさい話に付き合ってくれる人にはいつも感謝している今日この頃である。今年もよろしく(彼は日本語読めないけど)。
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a happy new year は前につく
I wish you が省略されていると考えると
I wish you a Happy New Year
なら、アリではないでしょうか。
これは俺もいろいろ考えた事がある。
英語の理屈もさることながら
この間違いは日本人特有なのかなと。
「謹賀新年」や「賀正」、「迎春」といった
名詞だけで言わんとする事を伝えられる日本語の
語彙に影響されてるのかなって仮説をたててみたけど
どうだろう?
ははは、今年のうちの年賀状は「A Happy New Year」でした。間違いというのは知ってたはずなんだけど、思い出したのは印刷してしまってから。
クリスマスカードに"Merry Xmas and a Happy New Year"ならOKってのは聞いたことがあるので、この場合も間に(wish you)が省略されているのでしょうか。
でも、よい新年が迎えられることを願います、なら年末に出さないと意味がないですね。
ちなみに、日本語(漢語?)の「謹賀新年」「賀正」「迎春」はどれも名詞ではなく、すごく省略されているものの「(あなたにとって無事に)新年が迎えられて喜ばしいことです」という意味なので、あえて英語に直すなら(誕生日おめでとう!みたいなものと考えて)Happy New Year! でしょうか。
通りすがりさん、
理屈としてはアリっぽいのですが、少なくとも数人に聞いて回ったかぎりは「そんな略し方しないねえ」という状況です。英語圏の他の国とかでは在り得るかもしれませんね。
まささん、
年賀状と言うものを出し、更に一番大事な部分に他国語を使うのは日本人ぐらいだから、この現象は日本人特有。どう?(話がずれてるのは承知の助)
じょーさん、
日本人が日本人に対して出してるかぎりはOKってことでどうでしょう。
そして、実は "Merry Christmas and a Happy New Year" も聞いてたのですが、それについては、「うーん、and の後だとやっぱり a がついてないと変な感じだよね、リズムが悪いって言うか」などとブツブツ言ってました。もういい加減にしてくれって感じです。これ、もう1つ短いエントリ書こうかなあ。