2006年02月16日
サンフランシスコのジャパンタウン存亡の危機
サンフランシスコのジャパンタウンの土地建物の75%を持つ近鉄アメリカ(Kintesu of America Corporation)が、不動産を売却する予定だ。さらに、映画館 AMC Kabuki Theatre (日本やアジアの映画を良く上映している)を持つ AMC/Lowes Theatre Corporation も、映画館を売却する計画らしい。
早速反対運動が始まっている。
We expect that the City of San Francisco, the Kintesu of America Corporation, and the AMC/Loews Theatre Corporation will take a serious look that losing nearly 3/4 of our neighborhood would be a devastating loss to the preservation of our neighborhood. If the properties are sold to the people for the wrong intentions, we will surely see that our neighborhood will surely disappear and be forgotten.
75%が無くなるのは壊滅的な打撃であることを深刻に受け止めて欲しい。間違った人々の手に渡れば、日本町は消え去り、忘れ去られてしまう。
さらに僕が驚いたのはこの点。
There are only three existing Nihonmachis in the United States, which also includes Los Angeles (Little Tokyo), and San Jose (Japantown).
アメリカには日本町は3つしかない。サンフランシスコの他にはロサンゼルスのリトルトーキョーとサンノゼのジャパンタウン。
とすると、アメリカにある日本町は、いずれもピークを過ぎた状態にある。リトルトーキョーの治安はかなり悪い(でも一時期よりは少し回復したらしいが)し、サンノゼジャパンタウンは古い店が多くなり、町自体が自然消滅の危機だという事でテレビのローカルニュースでミニ特集になるほどである。
大きな原因は後継者問題だそうだ。アメリカに移民してきた日系一世や二世が集まって店を持ち町を作ったが、生まれた時から生活が安定していた三世や四世になってくると、自由時間の少ない店舗経営をやりたがらない人が多いらしい。今の経営者が老いていき、店が減っていくにつれ町の活気が失われていく。サンフランシスコは結構うまく行っているものだと思っていたのだが、ビルからの賃貸収入が思わしくなかったとは知らなかった。
実は日本町に限らず、チャイナタウンや他国からの移民コミュニティも、多くの部分が移民一世の献身的な働きに支えられているところは同じらしい。違うところは、他国からは今でも多くの移民が流入しているのに対し、自営業をする日本移民の数は少ないところだ。
良いとか悪いとかの話ではないのだが、淋しい話である。とりあえず今出来ることは、ウェブページの署名活動に参加したり、広告をクリックすることぐらいだろうか。
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詳しい情報ありがとうございます。サンフランシスコの日本町に関わっている友人を何人も知っております。去年の夏には久しぶりに訪れました。日本町は私たち日本人にとっても「心の財産」であり、移民史の生きた歴史です。買収を止めるのは難しいかもしれませんが、買収する企業が地元の日系社会と話し合い、日本町の意味を理解してくれればと願います。
サンフランシスコ、ロサンゼルスの二カ所のジャパンタウンを訪ねました。
残念ながら、この記事の文書通りの町並みです。
今年でサンフランシスコ/ジャパンタウン創設100周年のイベントも行っていましたが、
その活気を肌で感じることができませんでした。
チャイナタウンは健在です。
ロサンゼルス/ジャパンタウンは廃墟に近い状態で、チャイナタウンでさえ治安の悪さから活気を失っていました。
サンフランシスコ/ロサンゼルス両所の日本人街がこの先も残り続けてほしいです。