2005年10月06日
フジモリ元ペルー大統領は二重国籍
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元ペルー大統領のフジモリ氏が再度大統領選に立候補するそうだ。彼は帰国したら逮捕されるんじゃないかとか10年間政治に関われないことになった筈だとかいう話も興味あるところだが、今回僕が一番驚いたのは、日本で違法であるはずの「二重国籍」の事実が堂々と再度発表されていることだ。
asahi.com 「ペルー大統領選、フジモリ氏が立候補へ意欲」2005年10月06日21時50分:
フジモリ氏は9月に在日ペルー総領事館で新旅券を取得。日系人の同氏はペルーと日本の「二重国籍」だが、ペルーでは二重国籍の閣僚は珍しくないという。自分のホームページで「全国民の一途なフジモリ支持を止めることは出来ない。大統領選立候補の準備がすべて整った」としていた。
ペルーで二重国籍は珍しくなくとも、日本では禁じられている。アメリカなどの「生地主義」の国で生まれた日本人の子供は、22歳になるまでは二重国籍を保持できるが、22歳になる前に国籍を選択しなければいけない。もっとも、アメリカを含む日本以外の多くの国で二重国籍は認められているので、日本政府に「日本国籍を選択します」と宣言して、他国には何も言わずに黙っていればそのまま二重国籍を保持できる。政府同士で情報交換をして日本国籍剥奪というケースはほとんど無いらしい。
つまり、日本の単一国籍主義は遥か昔に形骸化していたわけだが、二重国籍はあくまでアンダーグラウンドの話であった。それが、フジモリ大統領の辞任騒ぎの時に政府が彼の日本国籍の存在を正式に確認してしまった。初めて二重国籍を公式に認めた例として各方面で騒ぎになった。当時議員であった(今返り咲いている)辻本清美議員も質問書を提出していた。ちなみに回答はこちら。
フジモリ氏は結局二重国籍のあたりは有耶無耶にして、ペルーの国籍を放棄して日本国籍一本で行くのだろうと当時僕は思っていた。それが今回堂々の二重国籍宣言である。全国紙でその事実が報道されているし、それについて政府から何か出ることも無いだろう。少なくとも彼については、すっかり認められていることになる。
規制緩和の流れの真最中でもあることだし(ちょっと違うか?)、日本でも正式に二重国籍を認めたら良いのじゃないだろうか。別に米国市民権を取る気は全然無いが、永住権は申請中。周りには二重国籍の子供が沢山いる今日この頃である。
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» ペルー日本大使公邸人質事件と「テロとの戦い」を考える。
- 2005年11月09日 23:40
- from りゅうちゃんミストラル
最近、フジモリ元大統領が南米へ向かったとの報道がある。彼はチリで身柄を拘束された。日本政府、フジモリ氏と面会(日経ネット)フジモリ氏は日本国籍を持っている。その... [続きを読む]

二重国籍の問題は
政府高官の方々には
あまり緊急を要していないと思われているので、
この先も長く放置されるのかなぁ
という気がしていますが。
実際海外に長く住めば、切実な問題ですし
確かに身近に
二重国籍の子供が増えている現状を思うと
次世代のために手を打ってほしい気はします。
有用なリンク先、とても勉強になりました。
albero4 さん、
実際の二重国籍者たちも現状で不便が無いからこのままでも問題ないのかもしれませんね。リンクが役に立ったようで何よりです。
日本で2重国籍が認められない本当の理由は在日韓国、在日北朝鮮人の対策の為です。その他には女性には2重国籍がわかるとどちらかを選ばねばなりません。それに女性の場合は一度日本国籍を無くすとほとんど日本国籍を取り戻すのが不可能です。理由は在日と戦争花嫁です。
> 日本で2重国籍が認められない本当の理由は在日韓国、在日北朝鮮人の対策の為です。
在日韓国人の3世としてコメントさせてもらいますが、おっしゃる意味がよくわかりません。
そもそも、在日韓国・朝鮮人は日本政府の在日向け特例措置により役所に書類を提出するだけで日本国籍を簡単に取得できます。
「在日韓国・朝鮮人」は日本国の入管法では「平和条約(日本)国籍離脱者」と定義されています。
「もともと日本国籍だったのが、政治上の理由で日本国籍でなくなった者(とその子孫)」という意味です。
戦前は韓国・朝鮮が日本の領土の一部だったため、日本に正式に移民して働いていた在日韓国・朝鮮人は全員日本国籍(当然選挙権・被選挙権も)を保持していました。
それが、終戦時の連合国側とのサンフランシスコ平和条約で、強制的に日本国籍を剥奪されたのです(文末の入管法へのリンク参照)。
「在日韓国・朝鮮人」=「平和条約(日本)国籍離脱者」はこのとき、日本国の永住権を無条件で認められ、選挙権など少数の例外事項を除いて、日本人と同等の権利を有することが保障されました。
国家間の政治的綱引きの結果として、実質的に日本人であるものを無理やり外国人にしてしまったといえます。(個人的には、この時点で在日韓国・朝鮮人には日本と韓国の二重国籍を付与した方が日本にとっても韓国にとっても良かったように思います。)
最近になって日本政府は「平和条約国籍離脱者」に限り、日本国籍取得の条件を大幅に緩和しています。
ちなみに僕の周囲の同世代の在日韓国・朝鮮人は日本国籍を取得し日本人に「戻った」者がすでに過半数を超えています。僕もいずれかはそうすると思います。
参考
「日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法」
リンクが切れました。こちらです。
参考
「日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法」
www.houko.com/00/01/H03/071.HTM