2005年03月12日

英語に訳せない日本語

渡辺千賀さんのOn Off and Beyondより。確かに英語で話しているときに表現に詰まったり、日本の友人に英語の意味を聞かれて思いのほか「翻訳」に苦労した経験はあるけど、単語を1つ1つリストアップしたことは無かった。思いつくままにいくつか考えてみよう…。

    英語にならない日本語
  • 懐かしい
    Babylon 和英辞典では dear, precious, beloved. Genius 和英では、good old とか sentimental value とか出ている。まったく重なっていない。どの単語も、「昔は良かった」的な意味で使うことは出来るが、日本語で言うような「あの辛かった日々も懐かしい」ような概念を表したりは出来ないようだ。他にも、慕情、哀愁、悲壮、努力、根性系はどうもしっくりこないものが多い。
  • 重い
    質量が大きい「重い」ではなく、胃が重いとか、腕が重いとか、足が重いとか、コンピュータの処理が重いとか。これら日本語の「重い」には確かに一本通じた概念がある(と僕は信じる)のだが、英語では全て一段浅いところで状況ごとの説明をする必要がある。先週レイクタホにスキーに行ったが、気温が摂氏20度近くまで上がる悲劇的なコンディションで、雪がとても「重」かった。しかし、"Snow was heavy" などと言っても通じるわけが無く、"Snow was so slushy that I had to put extra power to make a turn" なんて言いながら足を引きずって歩いている。
    日本語にならない英語
  • extravaganza
    ここまで辞典ごとに載っている意味が違う言葉はなかなか無いんじゃなかろうか。結局、自分で意味が分かったという自信がもてなかったりして。お試しあれ。
  • F***, S*** などの four letter words
    元ネタの渡辺千賀さんがシモネタに行ったからというわけではないが、前から感じていたこと。時々、日本に興味がある人に「日本語で F*** に当たる言葉は何だ?」などと聞かれてもとても困る。その単語の元々の意味と同じ日本語はある。でも、普通にしゃべっているときにその言葉を連発する人なんていやしないし、その言葉を相手に対する罵倒の言葉に使う人もいない。日本語の Swear word はなんだ?ときかれて、しばし黙考した後「ない」としか答えられなかった。ああ和を尊ぶ日本文化万歳。

他にも思いついたら(行き当たったら)また書いてみよう。
ところで、「ヨコ飯」って、西洋料理全般のことだと思っていたら、外国人と外国語で話しながら食べるご飯って意味もあったのか…。Googleで見る限りではほぼ半々らしい。

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