2005年03月03日
ネイバーフッド・ウォッチ(隣人監視)
郵便受けにお知らせが入ってた。
「ネイバーフッド・ウォッチ(Neighborhood Watch)の会合をするので、アパートのマネージメントオフィスに集まって」
近隣の住民同士が知り合いになり、普段から挨拶したり声を掛け合ったりすることで連帯感を深め、不審者を近所で見かけたら警察に通報する…ってやつだよな。場所によっては有志で近隣パトロールしたりもするらしい。日本語ではたとえばこれ。英語ではたとえばこれ。アパートでの開催だからそこまで熱心ではないだろうけど…。
行ってみると、僕を含めて10人の住民がいる。アパートには部屋が100ちょっとあるから、約10%の参加率か。無いよりはマシだけど、何度も参加しないと「隣人を知ることで見慣れない人の侵入を防ぐ」効果は上がらなさそうだ。
そして、警察で募集しているボランティアに参加しているというおばさんが登場。ボランティアの内容は、自分の安全を守るための話を色々してくれる。
- カリフォルニアで最も犯罪率の低い市はSunnyvale, 2番目は Santa Rosa
- 人口15万5千人の Santa Rosa で、警官の数は150人。これは政府の基準(人口1万人に警官1人)通りの数字
- 今現在(平日夕方6:30)、道路上で任務についている警官は約15人
- 去年の強盗、空き巣、車盗難などの犯罪はそれぞれ数百件、殺人は8件
- 8年ほど前に比べて人口は50%増えたが、犯罪率は随分下がった
- 警官に直ぐ来て欲しいときは911よりも、ローカルな直通番号の方が早い。Santa Rosa なら 528-5222。911なら自分の番号が相手にわかるが、ローカル番号なら匿名でかけられるので、不審者の通報も気軽に出来る(おい)
- 特にカリフォルニアで携帯電話を使って911に電話すると、全てまず Vallejo にあるコールセンターに繋がる。10分以上待たされることもある
- 間違えて911にかけた時は、間違いであることを告げること。何も言わずに切ると、最低2人の警官の訪問を受けることになる(これが一番早かったりしないか?)
- 自分の直感を信じること。「あいつ怪しい」と思ったら、相手に変な印象を与えずに離れる。電話できれば警察に通報する
- 安全な場所にいる自分をわざわざ事件に巻き込まない。車上荒らしを自宅の窓越しに見つけた場合、「警察に電話するぞ!」などと大声を出してはいけない。窓を開けたりせず、こっそりと電話すること
- テレビやパソコンなど、製品番号があるものは全て控えておくこと。空き巣などの被害を受けたときに番号を警察のデータベースに登録できる。全ての質屋は、質入品の番号を警察に報告する義務があるので、戻ってくる確率が高い
- 自転車などに自分の運転免許番号を書いておけば、乗り捨てされたあとに警察が見つけてコンタクトしてくれる可能性が高い
- 玄関の鍵は、2種類以上つけてはいけない。複数の鍵を使わなければ出入り出来ないようなドアは、火事の時に悲惨な結果になる
- 警察への協力者のボランティアは常時募集している。パトロールや放置自転車の回収や Neighborhood Watch のまとめ役など。ボランティア用の授業もある。毎週3時間の授業で13週
ひょっとしたら10分ぐらいで終わるんじゃないのかと思っていたら、約2時間にわたってのお話だった。日本での警官の話とは違って、参加者も次々に自分の経験を話すし、ずっと盛り上がっていた。予想よりはるかに実践的な内容。知らなかった情報もかなりあった。一番の目的は住民教育のようだ。「隣人を知る」ということで、自己紹介とかするんだろうかと思っていたが、それは全く無かった。でも、「俺はニューヨークで育ったから窓やドア全てに鍵かけてる」とか「私はコロラドの村から来た。警官は2人だけだった」とかの話が自己紹介になっていたのかな。
お土産は、パンフレット3つ。911の裏では何が起こっているのか、ローカル緊急電話番号案内、貴重品の製品番号控え用紙。それから、ネイバーフッド・ウォッチのステッカー。道路から良く見えるところに貼りましょう、これを貼っとくと空き巣が怖がって入ってきませんよ、とのこと。
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