1999年07月21日

一番大事なのは家族との時間

Hewlett-Packard 社の新しい CEO が発表された。44歳の女性で、ダウ平均工業株に入っている会社で初の女性 CEO だそうだ。社外からの登用で、社内の最右翼と見られた取締役と最後まで争ったらしい。すべて噂だけど。

どちらも経歴や実績は申し分なく、どちらになっても周りは納得しただろうというのが周りの人達の見解だ。どちらを選ぶかの最後の決め手は「社外/社内」のどちらが響きが良いかだったのかなあ、とみんなと話していた。僕は結構「どちらが顔がいいか」も効いてるんじゃないかと思うんだけどな。いや、女性だからってわけじゃなくて。会社分割セレモニーにはカッコいい人の方がいいでしょ。男だとしても。

とは言っても、アメリカ人は男女を平等に扱う人種だ、と言うわけではない。話を聞いていて驚かされることも少々。
「44歳か。結婚はしてるんだよな。子どもはいるのかな?いないよな、きっと。いたらすごいだろうな、ずっと無視されて育ってぐれてたりして」
「君は、新しい CEO が女性だと言うことで happy か?」
どういう答を期待しているんだ?正直な答えは「CEO は今のポジションから遠過ぎるので関係ない」だけど、別に近かったとしてもどちらでもいいよなあ。いい人なら。

最近、食事時の話題に新しいマネージャや新しいポジション、組織がどうなるとかプロジェクトの今後がどうだ、という社内政治の話がとても多い。そういう時に海外の子会社から出向している立場というのは気楽だとも言えるし、脆いとも言える。

「おかしなことになる前に、そろそろこちらでちゃんとしたポジションにつくんじゃないの?」という冗談を言われることが最近多くなっている。それが冗談の口調ではなく、どう見ても本気に見えるケースも増えてきた気がする。「新しいマネージャの気持ちひとつで日本に送還かも知れないよ」なんて言ってくる人もいれば、バランスがとれて楽なんだろうけどなあ。

自分のポジションを変えるまでいかなくても、この場面で自分が言うことや周りに与える印象が日本チームの将来を変えそうに感じる事もあれば、この場面で何もしなかったために自分の将来が大きく狭められたような気がしたりもする。そしてそう思った直後に、そこまで考えるのはただの妄想なのかも知れないと思ったりもする。

今、自分は人生の分かれ目に立っているのかも知れない。もっとも、アメリカ赴任を告げられてから、人生の分かれ目にいるような気はずっとしているのだが。

Trackback on "一番大事なのは家族との時間"

このエントリーのトラックバックURL: 

"一番大事なのは家族との時間"へのトラックバックはまだありません。

Comment on "一番大事なのは家族との時間"

"一番大事なのは家族との時間"へのコメントはまだありません。

Post a Comment

コメントする
(HTMLタグは使用できません)
ブラウザに投稿者情報を登録しますか?(Cookieを使用します。次回書き込み時に便利です。)
  •  
  •