1999年05月08日

我が民族は世界一ィ

今日Kマートに行くと、スターウォーズ関連商品がたくさん並んでいた。絵本、人形、ポスター、歯磨き粉、表面に登場人物の顔が印刷された"Collectable"ペプシコーラ。ちょっと衝動的にポスター($3.99)とペプシコーラを買ってしまった。わっはっは。日本のマニアはコーラ缶や歯磨き粉も「アメリカにしかない」と言うことで欲しがったりするのだろうか。

レジで並んでいると、目の前のおじさんが、清算していないポテトチップの袋を開けて食べ始めた。レジ待ちの間に商品を食べはじめる姿は、アメリカに移住した日本人ならば誰もが見たことがあり、違和感を持つ光景だろうな。

それについてアメリカ人は行儀が悪いとか、清算するまで待つことさえ出来ない幼稚な人が多いとかいう意見を日本人から聞いたことがある。生まれてからずっと自分を取り巻いていた文化や習慣を相対化して考える(客観視する、と言うとまた違う気がする)ことは難しいことだなあ、と思わせる典型的な意見に思える。

なぜ彼らは待たないのか。待つ必要が無いからだろう。待ったところで、どうせお金を払った後に開けて食べるだけだ。順番が前後するだけで、誰が損をするわけでもない。むしろ、無駄な待ち時間をエネルギー補給に充てることが出来て、時間の節約とも言えるかも知れない(少し屁理屈っぽいが)。

では、なぜ日本では待たなくてはいけないのか。単に「行儀が悪いから」ではないだろうか。日本でそういうことをすると、そういう行動に慣れていない周りの人達が顔をしかめるからいけないのではないか。少なくとも、僕は他の理由を思いつかない。

つまり、理由はただ1点、日本の習慣に反するから。それ以上の、人間一般に当てはまる合理的な理由はないのである。それなのにアメリカ人の行動を悪いことだと日本の基準で決めてしまったら、
「そばを食べるときに音を立てる日本人はテーブルマナーを知らない」
「家に上がるときにいちいち靴を脱がねばならない日本家屋はヘンだ」
「子どもに歯の矯正をさせないなんて、日本人の親は頭がおかしいんじゃないか」
という彼らの意見に反論できなくなってしまう。

自分達の習慣や基準を他の人達にそのまま当てはめれば、多かれ少なかれ「おかしい」と言うことになるのは当然だ。選民思想というものは、自分の常識から離れることが出来ない人達が「彼らはおかしい、われらはまとも」と考えることで生まれたものなのだろうか、と思ったりもする。

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