1999年05月02日
お客様第一のサービス
MACY'S というデパートがある。アメリカでもっとも有名なデパートの1つだ(英語直訳風表現)。大都市の中心部に多くの店舗を構え、人気も高いらしい。日本のデパートと違うのは、店舗が田舎の町にもたくさんあるということ。サンタローザにも、ショッピングモールとくっついた形で2店ある。
去年の11月頃、そこで買い物をしたときの話。
支払いにカードを出すと、店員のおばさんが「これはあなたのカードですか?」と確認してから(失礼な話だ)、 MACY'S カードを勧めてきた。
「すべての買い物が5%引き。普通の会員カードではなくクレジットカードですが、入会金も年会費もかからず、完全にノーリスクですよ」
クレジットカード作るなんて無理じゃないかな、と僕は思ったけど、ものは試しで申し込んでみることにした。
普通にアメリカに移ってきた日本人は、クレジットカードを作ることはできない。「クレジットヒストリー」が無いからだ。詳しくは知らないけれど、学生以外の人は一定の基準を満たす「クレジットヒストリー」が必要で、ヒストリーの内容が少なかったり、悪い内容(支払い滞納など)があるとカード会社から発行を断られてしまう。カードを発行してもらうにはヒストリーが必要だが、ヒストリーを作るにはアメリカで発行されたカードが無いと駄目。そんな不合理なことがあるかなあとも思うけど、周りに詳しい人もいないので、未だにシステムがよくは分からない。少々困ったものである。
僕の場合、自分の会社に信用組合があったので、社員であると言うだけでカードを発行してもらうことが出来た。普段はそれを使って買い物しているわけだ。
申し込んでから2週間後、MACY'S から手紙が届いた。宛先住所にはアパートの部屋番号が書いていない。
「あなたの住所が確認できませんでしたので、今回はカードの発行を見送らせていただきます。公共料金の支払いなど、住所を確認出来るものをお送りいただければ喜んで再審査させていただきます。なお、この決定の一部または全部は以下の会社からのクレジットヒストリーの報告に基づいており......」
つまりはヒストリーが不足していてお前は信用ならんからカード出せないよ、と言うことを遠回しに言っているのではではないのか?と思って周りの人にも聞いて見たが、誰もそういうトラブルを経験したことがないのでよく分からない。とりあえずは手紙の内容を字句通りにとって「住所を証明する書類」を送ってみた。
そのあと、試しにほかのクレジットカードを申し込んでみた。今度ははっきりと断られた。悔しいからもう1つ。また断られた。4つほど断られたところで、とりあえず諦めた。もう少しヒストリーが溜まらないと無理だったのだろう。MACY'S からもその後は全く音沙汰が無かった。
つい先日のこと。MACY'S から手紙が届いた。
「数日前にお送りしたMACY'S のクレジットカードを受け取りましたか?まだの場合は、下記の番号までご連絡ください。受け取られた場合には、カード盗難保険へのお申し込みを.....」
申し込んでから5ヶ月。何を今更、という感じだ。しかも、カードなんて届いてないぞ。
僕のヒストリーが基準を満たすまで待って、その時点で発行したのだろうか。それとも、やんわりと断るために、住所確認に続いてカード不着という具合に「トラブル続き」に見せ掛けているのだろうか。どちらにしても MACY'S のカードなんて欲しくないけど、電話はしないといけないだろうなあ。でも、これを機会にまた他のクレジットカードを申し込んでみようかな。
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