1999年03月23日
何も言わなくてもモノが語るよ
またスキーに行ってきた。一緒に行った人はほとんど初級者レッスンを受けていたので、10人以上で行ったのにほとんど1人で滑っていた。だけど、急斜面で豪快に転んでも、リフト待ちをしていても、リフトに乗っていてもそばにいる人が話し掛けてくる。
「日本から来たの?」
「それは本物なのか?」
「いつからチームに入ってるんだ?」
僕が日本から持ってきたスキーウェアには大きな文字で
"JAPAN National Ski Team"
と書いてあるのだ。その上アメリカ人は大抵地味なウェアを着ている。普通に町で見かけるようなジャケットを着ている人ばかりで、下はジーンズのみの人もあまり珍しくない。日本の普通のスキーウェアはものすごく目立つ。なかなか恥ずかしい。日本から来てこちらに住んでます、メンバーではありません、これは偽物のユニフォームです、と同じ質問に同じ答を何度も返す。
食事はみんなでしようとレストランで順番を待っていると、今度は友達。すごく立派なジャケットだねえ、まるでプロみたいだとか言った後、いろいろと聞いてくる。
「なんで日本語がないの?」
日本語はカッコ悪いと思ってるからじゃないの。
「日本語はカッコ悪くて英語はカッコいいの?」
アメリカ人がレストランにフランス語の名前をつけるのと同じでしょ。
「そう言えば、車の名前も英語ばっかりなんでしょ?」
手頃な値段でいい日本語の名前の車があったら買うんだけどなあ。
「で、どんなことが書いてるの?楽しいスキー、アルペン、レース、テレマーク、クロスカントリー、の最高のパフォーマンスのため... 単語はスタイリッシュなのを使ってるけど、文章はスタイリッシュじゃないね。名詞ばっかりだし。でも、文法的には合ってるからいいんじゃない?」
分かったから、大きな声で音読して辱めるのは止めてくれ。
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