1999年02月22日
縦の方がいいかも
今週はたくさんのマネージャが日本に出張に行っている。ほとんどの人は何回も行っているので非常に慣れているが、隣のグループのマネージャ、Vさんは今回が初めてだそうだ。「あとでちょっと日本について聞きたいことがある」と言われていたので、部署には何人ぐらいのエンジニアがいるとか、チームメンバーやマネージャがどんな人たちだとか、そういうことを聞かれるんだと思っていた。
いつものメンバーでランチを食べていたら、そのVさんが混ざってきた。
「いやー、今までドイツ語やフランス語は勉強してきて、実際に行った時にもずいぶん喋ってたけど、自分が全然言葉が分からない国に行くのは本当にこれが初めてだよー。学生の時はあまり考えなかったけど、日本語とか中国語とか、そういうアジアの言語を話せた方がヨーロッパの言葉よりずっとパワフルだなあ」
そして、質問開始。
「地下鉄には英語の表記もあるのか?」
あるある。
「タクシーの運転手は英語出来るのか?」
それは難しいかも。
「日本ではみんなどれぐらい英語を勉強しているんだ?どれぐらいの人が英語を話せるんだ?」
大抵の人は6年以上は勉強しているけど話せる人はほとんどいない、というのを納得させるのはいつもながら大変だなあ。
更に、周りの人もついでにいろいろ質問してくる。 「日本のホテルって、靴を脱いで上がって、床の上に毛布を敷いて寝るんでしょ?」
とたんにVさんの表情がとても心配そうになる。それは温泉とかの伝統的リゾートホテル(なんだそりゃ)だけで、街中のホテルならほとんど変わりないってば。
「日本では、御飯を食べる時に床の上に座るんでしょ?机はないの?」
それも、温泉のホテルとかならね。そりゃ、机はあるわな。... そして、またVさん。
「じゃあ、地下鉄に乗ったらみんな床の上に座るのか?」
普通はそうではないけど... そうする人も少しはいるけど。
自分の感覚ではそれほど違うわけではないけど、「違い」についてのみ話し合うから、何もかも違うように聞こえてしまうのかも知れない。ほとんどの人はしょっちゅう "interesting" を連発。1人だけ "funny(おかしい)" "strange(変だ)" とちょくちょく言っていた。よし、お前を「文化の違いを尊重できるほど賢くはない人」に認定しよう。
その後仕事に戻ってしばらくして、Vさんが僕の席に来た。
「ちょっともう1つ文化について質問したいんだが... 今、E-mail を日本のマネージャたちに書いていて、その中でちょっと冗談を入れようと思うんだ... それで、ちょっと紙はないかな... こんなのを書こうかと思うんだけど、これで彼らにちゃんと通じると思うかい?日本の文化ではこういうコンセプトはあるのかな?」
そして彼が見せてくれた紙には
「:-)」
と書いてあった。アメリカでは横向きのものしかないと聞いたことあるけど、本当なんだろうか?
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